クリニック通信

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犬の乾性角結膜炎について

今回は犬の乾性角結膜炎についてお話します。

 

乾性角結膜炎・・・別名ドライアイです。

ドライアイの方が聞き覚えのある方が多いのではないでしょうか?

実は犬もドライアイになるのです。

 

通常は目の表面に風や埃、被毛などの刺激が加わると、涙腺に涙を出すように指示が伝わって涙が分泌されます。

しかし、外傷や加齢、病気などによって涙腺機能が低下し、涙を出すことができなくなると、ドライアイになってしまうのです。

 

 

主にネバネバした大量の目やにが特徴的な症状です。目やにが出ているのに、ドライアイと診断されると驚かれる方もいます。

初めのうちは寝起きに目やにが多い程度ですが徐々に目やにをとってもすぐに目やにがでるようになってきます。

同時に白目(結膜)が赤くなったり、黒目が白っぽく濁ったりすることがあります。

また、まぶたが腫れて、眩しい時のような半開きのまぶたになることもあります。

 

 

症状を緩和するためには、点眼液による治療が必要となります。

 

数種類の薬を用いたり、生涯にわたり涙の不足を補う点眼が必要となる場合もあります。

 

人でもつらいドライアイ・・・もちろん犬もつらいです。

 

目やにがよく出ているな、と気が付いたら早めの診察をおすすめします。

更新日:2018.10.18
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