クリニック通信

クリニック通信

子宮蓄膿症について

こんにちは。

今回は犬の子宮蓄膿症についてお話します。

 

子宮蓄膿症は子宮内で細菌感染を引き起こすことにより炎症を起こし子宮内に膿が溜まってしまう病気です。

中高齢の避妊していないメス犬に多く見られます。

 

症状は水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、腹部が膨れる、陰部からの出血や膿が出る場合もあります。

また、嘔吐や下痢、食欲不振も起こります。

 

子宮蓄膿症の特徴として、子宮にどんどん膿がたまってしまう閉鎖型と子宮にたまってしまった膿が陰部から外に出る開放型に分かれます。

開放型の場合、生理出血と勘違いしまうことがあり、どちらの型も気づかないことが多いようです。

 

そのまま放っておくと子宮がパンパンに腫れ、破裂してしまうこともある命に関わる病気です。

 

子宮蓄膿症の治療は手術により卵巣と子宮を摘出することが一番です。

 

子宮蓄膿症は避妊手術で予防することができます。

 

気になる症状があれば早めに病院を受診して検査をしましょう。

更新日:2018.06.04
クリニック通信
過去の記事