クリニック通信

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SDMA

今回はワンちゃんネコちゃんのための新しい画期的な検査についてお話します。

みなさん、ワンちゃんネコちゃんの腎臓病をご存知でしょうか?

尿を作る腎臓が役割を果たせなくなる病気です。

見つかった時には手遅れのことが多かったり、病気の進行を止められなかったり、非常に悩ましい病気のひとつです。

なんといってもワンちゃんの死因のNo3、ネコちゃんの死因のNo2が腎臓病というほどポピュラーな病気です。

 

今まで腎臓病を見つけるためには血液検査(CRE、BUN)や尿検査がありましたが、なかなか早期に、確実に腎臓病を診断できなかったのです。

ところが近年、新しい血液検査SDMA(対称性ジメチルアルギニン)がワンちゃんとネコちゃんの腎臓病の早期発見、確実な検査として開発されました。

すでに北米、ヨーロッパ、オーストラリアなど世界中の動物病院で、健康診断や腎臓病の診断、管理のため活用されています。

それではこの検査の良い点を2つお話します。

 

1.早期に腎臓病を発見できる!

今までの検査(CRE)では腎臓が75%悪化するまで気付きませんでした。しかし、SDMAは腎機能が40%の時点で気付いてあげることができます。また、今までよりもワンちゃんでは9.5ヶ月、ネコちゃんでは17ヶ月も早く腎臓病を見つけてあげられるという結果が出ました。

 

2.正確に腎機能の評価ができる!

今までの検査(CRE)はワンちゃんやネコちゃんの筋肉量(高齢、痩せている、肥満)によって数値が多少変わってしまいました。しかしSDMAはこのようなことがなく、どんなワンちゃんネコちゃんも正確に測ることができます。

 

結論から言いますと、SDMA検査を行うことで早期に確実に腎臓病を発見し、より早く治療を開始することでワンちゃんネコちゃんの寿命をのばせる可能性があります。

 

健康診断で・・フィラリア検査のオプションで・・腎臓病の疑いがあるから・・前に飼っていた猫ちゃんが腎臓病だったから・・・など、どんなワンちゃんネコちゃんでも新しい血液検査、SDMAの検査がうけられます!

詳しくは当院にお尋ねください!

更新日:2017.03.27
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