関節炎について
こんにちは。今回は関節炎についてお話します。
関節炎は高齢のペットによく見られますが、どの年齢の犬猫にも起こる可能性があります。
成犬の20%、成猫の30%が関節炎にかかっているともいわれています。
症状としては外瘍がないのに歩き方がおかしくなったり、左右の足のバランスがとれなかったり、足を引きずったり、地面から足を上げたりします。痛みや腫れを伴い、散歩などの運動を嫌がったり、体を触られるのを嫌がるようになります。
動物病院では触診やX線検査を行なって、診断します。症状に応じて抗炎症剤や痛み止めの薬を与え、運動を制限して様子を見ます。
また、サプリメントを用いての栄養補助を行うこともあります。
関節炎の原因は加齢によっておこることはもちろんですが、さらに肥満や運動不足、外傷によってもおこります。
そのため、適度な食事と運動、適切な体重維持が大切です。
関節の負担になる全力疾走や急な方向転換、激しいジャンプの繰り返しなどの運動も避けた方が良いでしょう。
関節炎は痛みを伴い、徐々に悪化していく病気ですから早期発見と早期治療が大切です。
更新日:2018.01.13
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