クリニック通信

クリニック通信

胃内異物について

年末年始は人と物の出入りが増えますよね

そんな時、注意したいのが誤飲誤食です!!

 

好奇心旺盛な子は何でも口にしてしまいます

 

散歩中の拾い食い、ゴムボールなどおもちゃで遊んでいて飲み込んでしまう、ゴミ箱をあさってしまう、ヘアゴム、輪ゴム、ラップ、竹串、

ビニール袋などあげていけばきりがありません

油断しているとパクッと食べてしまいます

口にくわえているのを発見し、慌てて取り上げようとすると、取られないように飲み込んでしまうこともあります

 

もし、異物を食べてしまった場合はレントゲン検査を行ないます

レントゲンに写らない物の場合は、超音波検査・バリウム検査を行います

何を食べたかわかっている場合は、獣医師・看護師に伝えて下さい

食べた物の残り、破片、おもちゃなどで同じ物がある場合はそれを持ってきて下さい

食べた物によっては便と一緒に出てくる場合もあるので様子をみることもありますが、まずは吐かせる処置を行います

吐かない場合は内視鏡検査で取り出すか手術で胃や腸を切開して取り出すことになります

 

いつもと様子がおかしい、食欲がなく嘔吐が続く、そんな時には何か無くなっている物がないか確認してみて下さい

そして異物を口にできないような環境を作るのも予防の1つです

 

今までにあった症例

ゴムボール5~6個、磁気マットレスの中の磁石(お腹の中で全部くっついていました)、大量の庭の小石、使用済みのカイロ・湿布、

まち針、焼き鳥の串、桃の種、トウモロコシの芯、ストッキング、ぬいぐるみの目、ボタン、ひも、硬いガムやひづめ、人(飼い主さん)の薬

アクセサリー、大好きなお父さんの使用済みの靴下・・・・・

 

 

 

 

更新日:2017.12.09
クリニック通信
過去の記事