クリニック通信

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月別:2014年01月

内視鏡について

内視鏡は小型カメラにより、胃・十二指腸・小腸・大腸・食道・気管・鼻腔・耳等の画像を写し出すことができます。

特に嘔吐、下痢、食欲がないなど胃腸の問題が疑われる犬猫に使用します。
カメラで胃腸を観察し、生検により腫瘍や炎症がないか調べることができます。
また、誤って異物を食べてしまった時、場合によっては手術せずに異物を取り出すこともできます。そうすれば開腹しなくてすむので術後の痛み、体への負担をなくすことができます。内視鏡は検査だけでなく様々な治療にもとっても便利な機器です。

内視鏡検査ができる動物病院は、全体の5%しかありません。
当院では内視鏡検査を重要視しておりまして、数年前より導入しています。

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更新日:2014.01.02

冬の皮膚病・・・

犬猫の皮膚病の原因にはアトピー、アレルギー、感染症、ホルモン病等があげられますが、

今回は冬になりやすい犬猫の皮膚病についてお話します。

犬猫の皮膚は人間の皮膚よりうすいので皮膚のバリア機能も弱いといわれています。
犬猫の冬の皮膚病の主な原因として
①室内の暖房
②フードが合わない
③シャンプーが合わない
などがあげられます。

 

①室内の暖房
冬になって乾燥が続くと皮膚の保湿性が損なわれます。さらに室内で暖房を使用するとますます空気が乾燥し、痒みや皮膚炎、湿疹、フケの原因となることがあります。また、ストーブや電気カーぺットにより低温やけどになることもあるので注意が必要です。

 

②フードが合わない
適切なフードを十分与えていないと犬猫の皮膚をつくるたんぱく質、脂質、ビタミン類が不足し、皮膚病になりやすくなります。また、夏だけでなく冬も耳や体を痒がってしまう犬猫は食物アレルギーの疑いがあります。ぺットフードやおやつに含まれる様々な物質に対し、アレルギー反応をおこしてしまいますので検査を受け、何のアレルギーがあるか、調べたほうがよいでしよう。

 

③シャンプーが合わない
犬の皮膚に合わないシャンプーを使用するとシャンプーの刺激により皮膚が赤くなったり痒くなったり、ひどいときは感染を起こしてしまうこともあります。
この様なことにならないよう予防について説明します。

  • 部屋の湿度は加湿器などを使って調節し、部屋の湿度を保ちましょう。
  • 栄養バランスの良いフードを適量与えましょう。
    それでも痒みが続く場合は動物病院で検査を受けましょう。場合によっては食事アレルギー用特別療法食が必要です。
  • シャンプーやケア用品は保湿性の高いものを選び、必要に応じて保湿を補えるコンディショナーを使うことをおすすめします。
    冬になって体を痒がる、フケが出るなどの症状がみつかったら早めに動物病院にご相談ください。

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更新日:2014.01.01
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