こんにちは!さて、おやつシリーズもついに最終章・・・その3がやってまいりました。
その1からお付き合いいただきありがとうございます
その1では食物アレルギーのおやつ
その2では尿石症、心疾患、腎疾患のおやつについてお話しました。
さて、今回は・・・・・
『グリニーズ』のピルポケットという投薬補助トリーツをご紹介します。
皆さん歯みがきガムとしてご存知かもしれません。
こちらはお薬を飲むときに、包んで食べやすくするためのものです。
そして・・・ねこちゃんの飼い主様に朗報です!!!
その1・2ではわんちゃん用のおやつ紹介でしたが、『ピルポケット』はねこちゃん用もあります!
しかし、いざお薬が必要となったときに急におやつが変わって受け入れてくれなかったり・・・ということもあります・・・
普段からのおやつをこちらにしていただく事で、お薬と気づかれずに投薬ができるようになります。
主原料は100%天然素材を使用していて、しかもかなりおいしいようです★
当院のしんえもん(犬)・シャー(猫)はこれが大好きで、激しく飛びついてきます(笑)
意外と苦戦される方も多い投薬・・・
おやつ感覚で与えることができれば投薬による飼い主さや、愛犬・愛猫のストレスがかなり軽減されるかと思います。
どちらも病院でサンプルをお渡しすることができますので、お気軽にお声掛けください。
動物病院で安心・安全なおやつを試してみませんか?
こんにちは。
今回は犬の子宮蓄膿症についてお話します。
子宮蓄膿症は子宮内で細菌感染を引き起こすことにより炎症を起こし子宮内に膿が溜まってしまう病気です。
中高齢の避妊していないメス犬に多く見られます。
症状は水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、腹部が膨れる、陰部からの出血や膿が出る場合もあります。
また、嘔吐や下痢、食欲不振も起こります。
子宮蓄膿症の特徴として、子宮にどんどん膿がたまってしまう閉鎖型と子宮にたまってしまった膿が陰部から外に出る開放型に分かれます。
開放型の場合、生理出血と勘違いしまうことがあり、どちらの型も気づかないことが多いようです。
そのまま放っておくと子宮がパンパンに腫れ、破裂してしまうこともある命に関わる病気です。
子宮蓄膿症の治療は手術により卵巣と子宮を摘出することが一番です。
子宮蓄膿症は避妊手術で予防することができます。
気になる症状があれば早めに病院を受診して検査をしましょう。
こんにちは
さあ4月です
フィラリア予防を始めましょう!!
そこで犬フィラリア症の予防について今一度お話したいと思います
フィラリアは蚊によって犬から犬へ感染していきます
蚊が感染犬の血を吸う時に一緒にフィラリアの幼虫を吸います
そして、その蚊が他の犬の血を吸うことでフィラリアの幼虫が体内に侵入→血管内→心臓へと寄生します
(心臓に寄生する頃には約30㎝の成虫に成長します)
フィラリアの幼虫が心臓にたどりつく前に、毎月1回の投薬で予防することができます
平均気温が15度以上になると感染可能になると言われていますので、静岡県では4月~12月までの予防をおすすめします
予防開始時には血液検査でフィラリア感染の有無を確認してからお薬を処方しています
ワンちゃんと一緒にご来院ください
なお、フィラリア検査と一緒に腎機能、肝機能、貧血、炎症などを調べる一般血液検査
腎臓病を早期発見できる、SDMA(対症性ジメチルアルギニン)も同時に行えます
病気の早期発見のために年に1回の健康診断としていかがでしょうか
さらに4月限定で割引付フィラリアカードスタンプをお配りしています
混雑が予想されますのでお時間に余裕を持ってお越しください
今回は犬と猫の肛門嚢炎についてお話します。
みなさん「肛門腺」という言葉を聞いたことがありますか?
肛門腺は、肛門の左右にあるニオイを出す腺のことです。
この肛門腺をためる袋を肛門嚢といい、そこに炎症を起こしてしまうのが肛門嚢炎です。
肛門嚢炎になると、お尻を頻繁に気にしてかゆがったり、触られるのを嫌がったりします。
また、おしりを床にこすりつけたりなめたりして排便が困難になることもあります。
悪化すると肛門付近が赤く腫れてきて破裂することもあります。肛門嚢炎になってしまうのは小型犬や老犬が多く、
便秘やストレスからなる犬や猫もいます。
肛門嚢炎の大きな原因は肛門嚢に分泌物がたまり、詰まって細菌感染を引き起こすからと考えられます。
もし肛門嚢炎になってしまったら、分泌物をしっかり出す必要があります。
何回か肛門嚢を洗浄したり、内服薬での治療を行ったりする場合もあります。
そうなる前にシャンプーや健診の時に定期的に肛門腺を絞ってあげることが大切です。
当院で肛門腺絞りを行うこともできるのでお気軽に声をかけて下さい。
また、普段から肛門付近をよく観察してあげることも大切です。
最近よくお尻を気にしているなど心配なことがあれば当院に受診して下さい。
こんにちは。今回は関節炎についてお話します。
関節炎は高齢のペットによく見られますが、どの年齢の犬猫にも起こる可能性があります。
成犬の20%、成猫の30%が関節炎にかかっているともいわれています。
症状としては外瘍がないのに歩き方がおかしくなったり、左右の足のバランスがとれなかったり、足を引きずったり、地面から足を上げたりします。痛みや腫れを伴い、散歩などの運動を嫌がったり、体を触られるのを嫌がるようになります。
動物病院では触診やX線検査を行なって、診断します。症状に応じて抗炎症剤や痛み止めの薬を与え、運動を制限して様子を見ます。
また、サプリメントを用いての栄養補助を行うこともあります。
関節炎の原因は加齢によっておこることはもちろんですが、さらに肥満や運動不足、外傷によってもおこります。
そのため、適度な食事と運動、適切な体重維持が大切です。
関節の負担になる全力疾走や急な方向転換、激しいジャンプの繰り返しなどの運動も避けた方が良いでしょう。
関節炎は痛みを伴い、徐々に悪化していく病気ですから早期発見と早期治療が大切です。
年末年始は人と物の出入りが増えますよね
そんな時、注意したいのが誤飲誤食です!!
好奇心旺盛な子は何でも口にしてしまいます
散歩中の拾い食い、ゴムボールなどおもちゃで遊んでいて飲み込んでしまう、ゴミ箱をあさってしまう、ヘアゴム、輪ゴム、ラップ、竹串、
ビニール袋などあげていけばきりがありません
油断しているとパクッと食べてしまいます
口にくわえているのを発見し、慌てて取り上げようとすると、取られないように飲み込んでしまうこともあります
もし、異物を食べてしまった場合はレントゲン検査を行ないます
レントゲンに写らない物の場合は、超音波検査・バリウム検査を行います
何を食べたかわかっている場合は、獣医師・看護師に伝えて下さい
食べた物の残り、破片、おもちゃなどで同じ物がある場合はそれを持ってきて下さい
食べた物によっては便と一緒に出てくる場合もあるので様子をみることもありますが、まずは吐かせる処置を行います
吐かない場合は内視鏡検査で取り出すか手術で胃や腸を切開して取り出すことになります
いつもと様子がおかしい、食欲がなく嘔吐が続く、そんな時には何か無くなっている物がないか確認してみて下さい
そして異物を口にできないような環境を作るのも予防の1つです
今までにあった症例
ゴムボール5~6個、磁気マットレスの中の磁石(お腹の中で全部くっついていました)、大量の庭の小石、使用済みのカイロ・湿布、
まち針、焼き鳥の串、桃の種、トウモロコシの芯、ストッキング、ぬいぐるみの目、ボタン、ひも、硬いガムやひづめ、人(飼い主さん)の薬
アクセサリー、大好きなお父さんの使用済みの靴下・・・・・