クリニック通信

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その症状・・・便秘かも??

私たちも悩まされることがある便秘・・・

人間だけではなく、ワンちゃん、ネコちゃんも便秘に悩まされている子が多数います。

 

ということで今回は・・・

「便秘とは?」、「便秘の原因」、「私たちにできること」についてお話していこうと思います!

 

まず便秘とは【排便がないこと、便意があり排出しようといきんでも排出できないこと】だけだと思い込んではいませんか?

実際は便秘には他にも様々な症状があります。

 

・普段の便に比べて便が極端に硬い、乾燥している

・強くいきんだりしないと便が出にくい

・お腹の張り(腹部膨満感)や痛みによる不快感

・吐き気がある

・食欲がない

 

このような体調不良は便秘が原因かもしれません。

 

次に便秘の原因です。

人間の場合は、偏った食事や生活習慣の乱れ、ストレス。運動不足などがあげられますが、ワンちゃんネコちゃんの場合、人間と同じ原因に加え、異物(被毛、砂など)の誤飲も考えられます。毛の生え変わる時期には、体内に被毛が入りやすいので注意が必要です。

 

では、私たちには何ができるでしょうか。

 

私たちにできることは、

・食事管理(バランスの良い食事) ・適度な運動 ・異物誤飲を防ぐ

・便の頻度や状態チェック ・生活環境を整える ・水分補給

・体調管理    など・・・

ワンちゃんネコちゃんが便秘で苦しむことのないよう上記のことに普段から気を付けてあげましょう!!

飲水量の減るこの季節は要注意です!!

また、病気の起因として便秘の症状がでることもあります。

・硬い便が少量しかでない ・便が出ていない状態が続く ・排便時に痛みを示す

・嘔吐がある ・お腹の張りがある ・活発さがない などの症状がある場合は動物病院への受診をすすめます。

その他、排便の様子や、便の状態、日常生活の様子など気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

更新日:2025.11.21

お薬を飲ませるのが大変・・・

例えば、動物病院を受診したとします。

その際病院で飲み薬をもらったりします。

さぁ!家に帰って飲み薬を飲ませよう!早く良くなるといいね!!

 

えぇぇぇぇええぇ!!!

ぜんっぜん飲まない!!!!!!

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いつもなら喜んで食べるおいしいおやつに混ぜても食べない!

なんならご飯に混ぜたらごはんも食べなくなった!!!口に直接入れようにも頑なに口を開かない!

うまく入ったと思ってもすぐに吐き出され、口がよだれでいっぱいに・・・

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そのうち怒って何もできなくなってしまう・・・

経験のある方もいらっしゃるかもしれません。

 

お薬が飲めないんです・・・

というご相談も飼い主様からよくお聞きします。

人間でもお薬苦手な方多いですよね?

わんちゃん、ねこちゃんからしたら急に変なものを混ぜられた!!??

という感覚なのかもしれません・・・

こちらとしては早く元気に、快適な生活ができるように・・・

との思いで与えているのにね・・・

上手に飲める子もいれば、かなり苦戦してお互いに辛くなってしまう場合もあります。

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ネットや雑誌に載っている飲ませ方

例:利き手と反対の手で頭を掴み上を向かせると口が少し開くので、そこから指でお薬を口に放り込む。口を閉じてごっくんするのを確認する。

という方法があります。

こちらは一番代表的な飲ませ方で、この方法で飲ませる方も多いと思います。

しかし、お家で挑戦してみてもうまくいかない・・・

治してあげたい・・・でもこの戦いにはもう疲れた・・・

お互いが辛い思いをしたくないですよね・・・

 

そんな時こそ動物病院にご相談ください。

お薬の飲ませ方はもちろん、その子にあったお薬の形状(錠剤、粉薬、シロップ、おやつタイプ)も一緒に考えましょう!

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それと・・・

お薬に関してよく「調子よくなったからお薬途中でやめてもいい?」という質問をよくいただきます。

処方されたお薬は飲み切っていただきたいので、くれぐれもよろしくお願いします・・・

なにか疑問などございましたらお気軽に当院にご相談くださいね。

更新日:2025.05.15

角膜炎について

今回は角膜炎についてお話します。
角膜とは、眼球の一番外側にある部分のことをいいます。
黒目の部分といった方が分かりやすいかもしれません。
その角膜が様々な原因で炎症を起こした状態を角膜炎といいます。

 

ではその炎症の原因はどんなことがあるでしょうか?
乾燥、砂、ほこり、被毛やシャンプーなどの異物、細菌やウイルスの感染、目が痒くなりかいているうちに自分で角膜を傷つけてしまう物理的外傷、そのほか代謝障害などさまざまなものがあります。
症状としては涙や目やにが出る、光をまぶしがる、まぶたの痙攣、しょぼしょぼする、目をこする、白目や目のふちが赤くなるなどです。
角膜炎の治療は角膜に傷がないか確認してから点眼薬の処方になります。

 

目の周りの毛が原因になることもある為、犬の眼に毛が入りそうであればトリミング、カットすることで予防することができます。
角膜炎は放置して傷や炎症が増えてしまうと治療が長引いたり重症化したりします。

目の様子に不安があれば相談することをおすすめします。

更新日:2024.11.19

認知症のこと・・・

今回のテーマは「認知症」です。

 

私たち人間は平均寿命が延び、いまや約15%の方が認知症になると言われています。

犬猫も同様に平均寿命が延びていると言われていますよね。

そこで、犬猫の認知症についてご紹介していきます。

 

Q.犬猫も認知症になるのでしょうか?

A.なります。

高齢の犬猫において、様々な理由により認知機能が低下し日常生活に支障をきたす状態のことを認知症といいます。

 

Q.そもそも認知症の症状って?

A.無意味に動き回る

・排泄を失敗する

・夜鳴きをする

・飼い主とコミュニケーションがとれなくなる

・今までできていたことができなる       ・・・などがあります。

 

Q.もしペットに認知症の症状が出てしまったら、私たちはどうするべきでしょうか?

A.まずは、その症状が他の病気からくるものでないか病院を受診しましょう。

そして認知症であると診断された場合は、ご家族でペットの認知症ケアを実践してみましょう。

 

Q.認知症ケアって?

A.・ケージをサークル状にし、ぶつかるスペースや隙間をなくす。

・昼夜逆転しないよう昼間に積極的な声掛けをする

・排泄物で体が汚れないようオムツをする

・ぶつかっても痛くないよう低反発クッションなどを利用する

・介護用品を利用し、転ばないようにサポートをする

・犬猫用栄養補助食品(サプリ)を試してみる

・普段と違う遊びや散歩コースにして刺激を与える ・・・などがあります。

 

家族同然のペットの老いる姿を見守ることは、悲しくつらい思いもあるかもしれません。ですが、最期までペットの幸せを願いケアを実践する日々は、それもまた私たちに良い思い出となることでしょう。

家族みんなで笑顔のシニア期を過ごせるよう、お困りごとがありましたらご相談ください。

ペットたちが少しでも快適に暮らせるように、また飼い主様の負担も少しでも減らせる工夫がないか、ケア方法を一緒に見つけていきましょう。

更新日:2024.03.14

猫の変形性関節症について

お家の猫ちゃんは以前よりも動くことが少なくなっていませんか?

もしかしたら変形性関節症の疑いがあるのかもしれません。

変形性関節症とは、肘や膝、股関節などの関節軟骨が傷付いていたり

変性により痛みが出て動きにくくなる病気です。

(とくにスコティッシュフォールド・マンチカン・日本雑種猫に多く見られます)

人間と同じように年齢を重ねていくにつれ発症率は増加し、11才までは40%台、12才以上は70%台です。

中には早いと1才すぎから変形性関節症を発症する子もいるようです。

猫ちゃんにはまだ野生の本能が残っていると言われています。

本能的に痛みがあっても飼い主さんの前では痛みを隠してしまいます。

それにより活動量が減ったことを年齢が原因と勘違いしてしまい、変形性関節症を見落としてしまうこともあるのです。

変形性関節症の原因は加齢だけでなく、肥満により発症することもあります。

変形性関節症の痛みは生活する中で、ねこちゃん自身の心にもダメージを与えます。

 

日常生活で猫ちゃんの動きをよーく見てみてください。

もしかしたら日頃の仕草で痛みのサインが出ているかもしれません。

(例:爪とぎをしない、高いところに上らない、トイレに入りづらいなど)

当院にて痛みサインチェックリストをご用意してありますので、興味がありましたらお申し出ください。

 

変形性関節症の治療方法は?

・鎮痛薬を投与し痛みを和らげる、1ヶ月に1回の注射

・ストレッチや軽度な運動をして関節を支える筋肉の強化や体重管理等

 

気になる方はお気軽にご相談ください。

 

更新日:2023.08.30

虫歯について

こんにちは。今回は虫歯についてお話します。

虫歯とは口の中で細菌が繁殖し、産生した酸などで歯が削られてしまった状態のことです。

飼い主さんでも経験のある方は多いと思います。

人の場合歯に痛みを感じ歯医者さんに行ったり、定期的にチェックをしてもらったりしています。しかし犬・猫の場合は飼い主さんが気を付けてあげる必要があります。

 

症状としては息が臭くなる、歯の変色、歯に穴が空く、食べるのが遅くなるです。

人間同様、歯の隙間に挟まりやすいやわらかいものばかり食べていたり、虫歯菌の栄養源となる甘いものを食べると、虫歯になりやすくなります。

定期的に歯磨きをして虫歯の原因となる歯垢を取り除いておかないと、その分虫歯になりやすくなります。

また、歯周病になると歯の根元に食べかすや歯垢がたまりやすくなり、虫歯の下地になってしまいます。

 

当院ではスケーラーという機械で歯石・歯垢を除去し、重度の場合は抜歯も行います。これらの治療により良くなりますが再発の可能性もあります。

歯磨き習慣を作り、飼い主が定期的に歯を磨いてあげることが、虫歯予防になります。もし難しい場合はガムを噛むことで歯垢をとることができます。

更新日:2023.05.31
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